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避難装備の話

自分が活動している時に持ち歩いていた装備の紹介

「どんな荷物を持って動いていたのか!?」と聞かれたので紹介します。 

あくまでも報道関係に付き添っていた時の個人装備なんで参考程度に。


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他のスタッフに笑われようとも、常にこのバックを持ち歩いていました。


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クライミング用のヘルメットはヘッドランプを固定できるフックがついているものが多い。 ずれなくて便利。 何か作業をする場合、ヘッドランプはマスト。


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これが中身。食料、衣料、ライター、薬、ペンチつきナイフ、細引き、無線、眼鏡、呼び電池、各種充電器、etc
写真には写っていないが500mlの水とグローブも持ち歩いていた。 自分はこれで3日は持ちます。
*電化製品は全て単三電池で動くものに統一

もっと大きいザックが車に積んである。 それには火器や寝袋などが追加されており、1週間ほど生活できる用意がある。




逃げるときに着ている服装によって生死をわける可能性が大きいので素材ごとに軽く説明。


・化繊   濡れても保水しにくく乾きが早い。 ものによっては防風性が高い。 熱に弱い

・ウール  天然素材では比較的濡れても暖かい。 ただし乾きはあまり早くない。 汗などで湿気を帯びるとわずかだが発熱
「素材が発熱する!」とうたった下着の大半は、このウールの糸が化繊に混ざっている場合が多い。 素材の欠点はご存知、縮み。 

・綿・麻  一番身近な素材。 Gパンを持っていない人は少ないのでは? 比較的丈夫で肌触りや風合い、通気性が良い。 保水力が高く乾きが遅い。 長時間着ていると悪臭を発生させやすい

・革    かなり丈夫。 濡れに弱い。 カビが生えやすい。 なじむまでは動きにくいことがある 




今回の震災に当てはめて考えると、まず低体温症が怖い。 津波などで衣服が濡れた時にかなり差が出る。 
過去の海難事故を見ても奇跡的に助かった人の大半は化繊かウールの衣服を身に着けていた。
化繊は生地自体があまり保水しないので塗れても乾きが早く、濡れた状態での保温力が綿や麻などに比べると高い。 水害や長期間着替えられない場合は圧倒的に有利な素材。 ただし熱に弱く火事の中を逃げ惑うには最低なことも事実。

火事だけを想定したら綿や麻を着るのが有利。 乾きが遅いのを逆手にとらえ、衣服を着たまま全身に水をかぶれば、火の中を突っ切って逃げなくてはいけない状況に陥ったときに助かる可能性が少し上がる。


完璧な素材はないので、何かを切り捨てて選ぶことになる。
自分は上から下まで全て化繊の素材を選んでいる。 何日も着替えなしで過ごす場合、湿気に強く乾きやすい素材が有利。 ダウンジャケットなど一つで暖かい服より、下着・中間着・アウターと3つに分けて細かく温度調整できるよう考える。 特にアウターの完璧な防風性は必須条件。 しっかりとしたゴアテックスなどの雨具が一番。

どんなに暖かいフリースを着ていても、風の影響で暖かい空気を蓄えることができなければ意味がない。
風速1mで体感温度は1℃下がる。 かりに石巻の気温が-4℃としよう。 海風が6m吹いていたら、体感温度は-10℃になる。

・動きやすいソフトシェル素材の上下&雨具。
・革製グローブ(尖った瓦礫を動かしたりできるよう)
・しっかりとしたトレッキングシューズ





*あくまでも一般的に手に入りやすい服に関して述べています

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コメント

私は普段から低体温症ですが、
あまり気にせずにいました。
参考にさせていただきます!


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